今回は、現場の美容師から寄せられたリアルなサロンワークの事例をインタビュー形式で深掘りします。
今回の記事で、この難易度の高い施術を解説していただくのは、富山県の実力派サロン「mut.(ムート)」の武田さんです。
武田さんはGeechブランドの初期立ち上げメンバーの一人であり、Geech商材のポテンシャルを極限まで引き出すケミカルマスター。圧倒的な技術力と独自の理論によって、周囲のサロンから頭一つ抜け出す高単価を実現し、常に予約で埋まる人気サロンを作り上げています。
今回は、そんな武田さんが実際に現場で行った「高彩度・低ダメージへのアプローチ」を、リアルなインタビュー形式で深掘りしていきます。まずは、今回攻略するお客様の情報からお伝えしていきます。
1年半ぶりのご来店、毛先は過去のブリーチでボロボロに傷みきった細毛のお客様。この難易度の高いベースに対し、極力ダメージを抑えながら「鮮やかな赤」を表現したギーク独自のケミカルコントロールに迫ります。
まずはビフォアアフターからご覧ください!
【Before】
1年半ぶりのご来店。毛先に激しいブリーチ履歴が残り、ダメージが進行している細毛のベース。
【After】
ギーク独自の脱ブリーチ処方(ハイリフター+高濃度レッド)。パウダー添加によるダメージコントロールを行い、サラサラな仕上がりに。
編集武田さん、本日はよろしくお願いします。



こちらこそ、よろしくお願いします!
1. ブリーチを使わない「アンダー作り」の選択



では、さっそく今回の施術に関してお聞きしていきます。このお客様は、 1年半ぶりのご来店とのことですが、ご来店時の髪の状態はどのような感じでしたか?



毛先には以前のブリーチ履歴が残っていて、かなり激しく傷んでいる状態でした。ご本人も「ばっさり切りたい」とおっしゃっていたくらいで、細毛ということもあり非常にデリケートなベースでしたね。



オーダーは「赤っぽくしたい」とのことでしたが、今回ブリーチは使用されたのでしょうか?



いえ、今回はブリーチは一切使わず、「ハイリフター」のみでアプローチしました。 ハイリフターにバーガンディを20%ほどミックスし、オキシ2倍でトーンアップしています。



ブリーチを使わなかった最大の理由は何ですか?



「色抜けした時のこと」を考えたからです。ベースが細毛で上がりやすい髪質だったので、ハイリフターだけでも13〜14レベルまでは充分リフトできると判断しました。 また、ハイリフターの段階でアンダーに少し赤(バーガンディ)を仕込んでおくことで、この後のオンカラーが圧倒的に乗りやすくなるんです。
2. 濃度と質感を操るオンカラーの極意



なるほど、ベースの段階で色を乗せる下準備ができているわけですね。その後のオンカラーはどのようなレシピですか?



ベースはギーク商材のクロマエステで「ザクロ:サクラ=2:1」の比率で作って、深みのある赤を表現しました。クロマエステに関しては、ほぼ9割が酸性のトリートメント処方になっているので、色味を足しながら、髪のツヤやしなやかさも、驚くれベリルで実現できます。



色味だけでなく、激しいダメージ毛に対する「質感コントロール」で工夫したポイントはありますか?



基本的には、ベーシックなクロマエステの処方ですので、それほどですが、あえてお伝えするとすると、ハイリフターの後にキレートをする際、キレートの「パウダー」を添加したのが今回の裏技です。



パウダーを入れると、どのような違いが出るのでしょうか?



通常のキレート処理でも対応できると思うのですが、より多くの鉄分を除去しておくことで、その後の作業がしやすくなるのと、経時劣化を少なくするためです。念のため、、、という意味合いが大きいですが、、。
3. ダメージレスだからこそ叶う「色持ち」



ブリーチなしでそこまで鮮やかに発色し、質感も向上するならお客様の満足度も高そうです。この処方での色持ちはどのくらい期待できますか?



アンダーを無駄に削っていない(過度なメラニン破壊をしていない)ことと、クロマエステでしっかり染料を入れているので、約1ヶ月半〜2ヶ月は綺麗な状態を楽しんでいただけるはずです。
4. お客様の反応



仕上がりを見たお客様の反応はいかがでしたか?



とにかく手触りの部分で「すごくサラサラになった!」と大変喜んでいただけました。細毛でダメージも深刻だった分、質感の向上には本当に驚かれていましたね。



色味に関してはいかがでしたか?



「ブリーチしてないのに、こんなに赤くなるんだ!」と感動されていました。お客様自身、これだけ鮮やかな赤にするにはブリーチが必須だと思い込んでいたようですが、ギークの処方ならベースの体力さえ見極めれば、ノーブリーチでもここまで深い赤を表現できます。結果的に今後のダメージも大きく軽減できたので、大成功の仕上がりでした。



武田さん、本日は現場のリアルな処方から、パウダーを使ったマニアックな質感コントロールまで、非常に貴重なノウハウをシェアしていただきありがとうございました!ブリーチなしでここまでのクオリティを出せるのは、まさに他店との強力な差別化になりますね。



こちらこそありがとうございました。ギークの商材は、ケミカルの知識と組み合わせ次第で、お客様の髪への負担を減らしながらデザインの幅を大きく広げることができます。今回のレシピも、ぜひ全国の美容師さんに現場で試してみてほしいですね。



限界までポテンシャルを引き出す武田さんのケミカルワーク、大変勉強になりました。本日はありがとうございました!
【Special Thanks】本記事の施術・写真提供


富山県 美容室「mut.(ムート)」/武田さん
GEEK(ギーク)ブランドの初期立ち上げメンバーの一人であり、GEEK商材のポテンシャルを極限まで引き出すケミカルマスター。圧倒的な技術力と独自のケミカルコントロールで、周囲のサロンから頭一つ抜け出す高単価を実現。常に予約で埋まる実力派人気サロンとして、多くの顧客と美容師から支持を集めています。







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